業界で活躍する卒業生からのメッセージ

業界からバンタン生へ向けた応援メッセージ。バンタン生、そして未来のクリエイターに向けた、業界人からの応援メッセージを紹介します。今、業界はどんな人材を求め、どんなスキルを必要としているか?夢をかなえるためのヒントが沢山つまった業界からのエールをご覧ください。

森 洸大さん

バンタンで出会った仲間と
DWSを結成

DWS / millennium parade / PERIMETRON
色流シ家 / アートディレクター / アジテーター / グラフィック&マスクデザイナー

森 洸大さん

バンタン在学中の同級生とのエピソードはありますか?

自分はヘアメイク学部の特殊メイク専攻で、卒業制作展でヘアメイク学部共同で作り上げるヘアメイクショウがあったのですが、その制作の日々とお披露目の瞬間が深く心に残ってます。役割を与え合い、細かいチームをいくつも編成し、個人作品も協力し合いながらそれまで2年間ライバルとして存在してた同級生達と最後は仲間となって一つの作品を創り上げていく日々は、振り返ると「美しい」なんて言葉が出てしまうほどの感動がありました。その頃の自分はもちろんてんでダメダメでしたが、あの時の「仲間との死に物狂いのモノ作り」は確実に今もまだ立っていられている自分を作ってくれている経験でした。

作品はどのようにして作り上げていますか?

作るモノによって流れは様々ですが、僕の仕事の場合ミュージシャンのアートワークやMVに関わるデザインなど音楽作品がそもそもあるという構成がほとんどなので、まずはその楽曲が持つ世界観やアーティストサイドの狙いや想いを鮮明にし、それと今までの人生で経験したことや、今を生きる中で悶々と溜まってる想いなど自分の中にあるものとの共通項を見つけ出す作業から始めてます。それを限りなく言語化した資料を作りながらラフイメージを同時に作っていく流れが自分の基本になってきてますね。そっからはその妄想にどこまで近づくことができるかという時間と自分の限界との戦いです。毎回全身全霊をかけて向き合ってきてるんですが、その妄想の究極完全体は未だに見たことがありません。精進します。

3人での一番の思い出を教えてください

「これで飯を食う」という単刀直入な目標と「海外で仕事をする」というこれまた単純明快な目標を掲げて結成をしてから1年くらいでありがたいことに海外からの声もかかり始めたのですが、なかなか決まらずもう1年が過ぎたかなというくらいの頃に突如決まったトルコへの遠征が1番の思い出です。夢の一つが今まさに叶ってるぞという高揚感と、見知らぬ街並みの非現実感で思いが込みあがって一人で突然泣きそうになったのを覚えてます。その写真を見てメンバーの薫は爆笑してました。(笑)